<献立>
主食(おもにエネルギーのもとになる)
小松菜ビビンバ
副菜(おもに体の調子をととのえる)
小松菜たまごスープ
その他(たりない栄養素をおぎなう)
小松菜ドーナッツ
牛乳
<おいしい給食memo>
今日は、足立区小中学校全校一斉小松菜給食です。
JA東京スマイル農業協同組合のみなさんのご好意で
新鮮な小松菜を提供していただきました。
本日提供してくださったのは、伊興2丁目の江川浩さん
です。
1束500グラムもある立派な小松菜を20束(約10キロ)
提供してくださいました。
今日は、その小松菜をすべてのメニューに使いました。
小松菜のいろいろ話
【小松菜の由来】
小松菜は五代将軍徳川綱吉が江戸小松川村(現在の
江戸川区小松川付近)に鷹狩りにみえました。
このとき葛西菜と呼ばれていた青菜を汁物にして献上
したところ、たいそう喜ばれました。
これが将軍綱吉の好物となり、この青菜に土地の名前
を幕府から賜ったという立派な生い立ちがあります。
【小松菜の祖先は中国のカブ】
小松菜の祖先は、古く中国から渡ってきた「くくたち」と
いうカブであるといわれています。
カブの子孫が各地に広まり、一部は葉を食べる漬け菜
となったのです。そのひとつが小松川村で栽培されて
いた青菜だったのです。
【小松菜の栽培】
栽培期間が短く、いろいろな環境に対応できる小松菜は
ハウス栽培、露地栽培と一年を通して生産されています。
東京市場への入荷は東京産と埼玉産でその大半を
占めており、JAスマイル管内の足立区、葛飾区、江戸川区
は品質、収穫量とも全国でトップクラスです!
一年中出荷されていますが、特においしいのは冬です。
種まきから収穫までに秋冬は80~90日、夏は25日前後
で作ることができるそうです。
【小松菜の栄養】
小松菜の旬は冬で、関東地方では白菜やほうれん草、
ねぎなどとともに冬野菜の代表格です。
ほうれん草と似ていますが、灰汁(アク)が少ないので
使いやすい野菜です。
ビタミンAに富み、鉄分などのミネラルも豊富です。
また、野菜の中では青汁などに使われるケールに次いで
カルシウムの含有量が高いことでも知られています。
今日はビビンバ、スープ、ドーナッツに使用しましたが、
みそ汁や鍋料理、おひたし、炒め物などの料理にも
おすすめです。
足立区の地場産物である「小松菜」を、ぜひご家庭の
お食事にも加えてみてはいかがでしょうか。
さて、今日は黒田幼稚園の年長組のひまわり組さんと
たんぽぽ組さんが2年生と一緒に給食を食べました。
野菜が苦手というお友だちも多かったのですが、おかわり
の行列ができるほど、よく食べていました。
満面の笑顔で
「西伊興小の給食おいしいね!」
「小松菜っていうお野菜おいしいね!」
「また給食が食べたいよ!」
という声が聞こえてきました。
給食を作っているものとして、何よりうれしい言葉でした。
来年、またお会いできることを楽しみにしています。
管理栄養士 池尻有紀
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