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2011年11月30日水曜日

11月30日(水)のおいしい給食

<献立>
 主食(おもにエネルギーのもとになる)
  小松菜ビビンバ
 副菜(おもに体の調子をととのえる)
  小松菜たまごスープ
 その他(たりない栄養素をおぎなう)
  小松菜ドーナッツ
  牛乳
 
<おいしい給食memo>
 今日は、足立区小中学校全校一斉小松菜給食です。
 JA東京スマイル農業協同組合のみなさんのご好意で
 新鮮な小松菜を提供していただきました。
 
 本日提供してくださったのは、伊興2丁目の江川浩さん
 です。

 1束500グラムもある立派な小松菜を20束(約10キロ)
 提供してくださいました。

 今日は、その小松菜をすべてのメニューに使いました。
 
 小松菜のいろいろ話
 【小松菜の由来】
 小松菜は五代将軍徳川綱吉が江戸小松川村(現在の
 江戸川区小松川付近)に鷹狩りにみえました。
 このとき葛西菜と呼ばれていた青菜を汁物にして献上
 したところ、たいそう喜ばれました。
 これが将軍綱吉の好物となり、この青菜に土地の名前
 を幕府から賜ったという立派な生い立ちがあります。
 
 【小松菜の祖先は中国のカブ】
 小松菜の祖先は、古く中国から渡ってきた「くくたち」と
 いうカブであるといわれています。
 カブの子孫が各地に広まり、一部は葉を食べる漬け菜
 となったのです。そのひとつが小松川村で栽培されて
 いた青菜だったのです。
 
 【小松菜の栽培】
 栽培期間が短く、いろいろな環境に対応できる小松菜は
 ハウス栽培、露地栽培と一年を通して生産されています。
 東京市場への入荷は東京産と埼玉産でその大半を
 占めており、JAスマイル管内の足立区、葛飾区、江戸川区
 は品質、収穫量とも全国でトップクラスです!
 一年中出荷されていますが、特においしいのは冬です。
 種まきから収穫までに秋冬は80~90日、夏は25日前後
 で作ることができるそうです。
 
 【小松菜の栄養】
 小松菜の旬は冬で、関東地方では白菜やほうれん草、
 ねぎなどとともに冬野菜の代表格です。
 ほうれん草と似ていますが、灰汁(アク)が少ないので
 使いやすい野菜です。
 ビタミンAに富み、鉄分などのミネラルも豊富です。
 また、野菜の中では青汁などに使われるケールに次いで
 カルシウムの含有量が高いことでも知られています。
 
 今日はビビンバ、スープ、ドーナッツに使用しましたが、
 みそ汁や鍋料理、おひたし、炒め物などの料理にも
 おすすめです。
 足立区の地場産物である「小松菜」を、ぜひご家庭の
 お食事にも加えてみてはいかがでしょうか。
 
 さて、今日は黒田幼稚園の年長組のひまわり組さんと
 たんぽぽ組さんが2年生と一緒に給食を食べました。
 野菜が苦手というお友だちも多かったのですが、おかわり
 の行列ができるほど、よく食べていました。
 満面の笑顔で
  「西伊興小の給食おいしいね!」
  「小松菜っていうお野菜おいしいね!」
  「また給食が食べたいよ!」
 という声が聞こえてきました。
 給食を作っているものとして、何よりうれしい言葉でした。
 来年、またお会いできることを楽しみにしています。
  管理栄養士 池尻有紀

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